自分ではわかってもらっていると・・・

慢性腰痛を患っていて、何度もぎっくり腰を経験し本当に悩んでいる患者さんです。遠方からの来院なので月2回、しかも毎回日野駅近くに宿泊して2日連続で治療をおこなっています。幸いここ数年はぎっくり腰もなくなりましたが、ご本人的にはどうしても不安でたまりません。
本日来院されたのですが、具合をお聞きすると「先生、年末にパソコン使って年賀状作りやってなんとなく腰に嫌な感じがしたからその後にラジオ体操したんですね それから余計に危なっかしい腰になっちゃって・・・こんなの久しぶりなのよね・・・」って。私「わかりました とにかく鍼打ってみないとわからないので、それから言いますね」でも感触は前回の最後とそれほど変わっていません。(うつ伏せで大腰筋の起始部)というか前回よりも少しいい感触に思えたのです。その事を正直に伝えました。「◯◯さん、鍼打ってみたけど前回よりも良い感じですよ。私、嘘つかないからね ◯◯さんがそう仰っても私はそうは思わないです」って言いました。ご本人はなんとなく納得がいかない感じ でも仕方ありませんよね 本当にそう思うんですから。
横向きもやりましたが前回よりも改善している感じなんです。そしたら「先生、実は私年賀状作るときにすごい前のめりでやってたんですよね」私「はっ❓ ◯◯さん、私数年前に言いましたよね 座るときは必ず背もたれにもたれ掛かって座りましょうねって お尻を深く入れて そのままの形で椅子ごと前に出せば腰の筋肉が無駄な労力を使わないから楽ですよって」「はい、すっかり最近忘れてました・・・リビングでも直ぐに立てるようにと思って浅く背筋を伸ばして座ってました」「それもっともやんないでねって言ったやつですよ❓」◯◯さん「・・・」「てっきりそれを守ってくれてると思ってるからその上でさらに改善しないのは何故だろうって考えたんですよ ダメじゃないですか わかりました 後半は太ももやりましょうね」後半は205と258で小転子付近にしっかり鍼を行い、筋膜矯正も行いました。明日もいらっしゃいますがおそらく改善していると思いますが、私の発言力の低さに少々凹みましたね。わかってもらっているつもり、あれだけ説明したのだから・・・ 過信はいけませんね。私の反省点としては偏った研究ばかりだと筋膜系の改善が良くないパターンに対応が遅くなってしまうのです。気をつけます。 

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