中学2年生の患者さん

小学校低学年の時から通院されてまして、バレエを頑張っているので転倒や捻挫など・・・今までは筋膜矯正や関節調整で治療を行ってきましたが、今回は違いました。お母様から電話があり体育の時間に開脚をして戻した時に右側股関節が痛くなったとのこと、予約の一番最後のお時間で治療を行いました。生まれて初めての鍼治療 さすがに今回は中臀筋の短縮が原因なので鍼を行うのが最善と判断しました。なぜ左右同じ動きをしたのに右側だけ❓それは元々彼女は右距骨の前方変位があり、その影響で右側の腸骨の前方回旋があるため長下肢になり股関節の外転外旋があるので中臀筋の短縮があります。元々持っている症状を開脚を行うことで過短縮させてしまったのです。横向きになって頂き、説明抜きで実況中継を行いながら3本打ちました。「はい、もうじき○○さんが痛かったところが感じますよ はい、これです」「はい、そんな感じかも・・・」思いっきり汗をかいてます そりゃ嫌ですよね 痛いですから。しばらくして鍼を抜いたら質問がありました。「なんで鍼は効くんですか❓」うれしい質問ですね 興味を持ってもらえるなんてうれしいです。「はい、それはですね、先ず身体に鍼を打つとその刺激が脳に行くんです いま鍼が身体に入ってきたよーって そうすると今度は脳が血流を良くして筋肉を柔らかくしようか、それとも血流を良くしないで筋肉も硬いままでいいかを判断するんですね。その判断は◯◯さんが痛いと感じている所に鍼が当たったかどうかで決まるんですよ さっき私がはい、もう少しで痛かった所に感じますよって言いましたよね❓ その時痛かったですね てことは❓」「うふふっ、鍼が痛かったから血流が良くなる」「はい、正解 なので筋肉が柔らかくなって痛くなくなりますよ」そんなやりとりで盛り上がりました。その後はいつものように距骨のARCTとSVOTを行って終了です。これからは少しずつ鍼も打っていきたいですね。

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