「下腿筋間中隔の鍼」と「距骨の前方変位」の組み合わせ

先程来院された患者さんのお話です。左側の腰痛が主訴でした。ゴルフ愛好家の方で本人はゴルフをやり過ぎが原因だと思い休んでいるらしいですが、症状はあまりパッとしないみたいです。いつものように仰向けになっていただき、下肢のMAXISを行うと左側の距骨の前方変位、同側の腸骨の前方回旋が疑われました。「ゴルフのスィングの時、テイクバックよりフォロースルーがやりにくくないですか」「そうなんだよねーどうしてもこっち(左に腰をひねる動作)にいかないから練習してるんだけどなー」「それは◯◯さんが悪いわけじゃないから練習をたくさんやってもできるようにはならないかもしれませんよ 技術的なことではなく身体的な都合ですから」右側にテイクバックし過ぎているからフォロースルーが行かない、左側が前方距骨なため長下肢になり右→左の体重移動がやりにくい、やりにくいことを頑張ったため左側の脊柱起立筋群、腰方形筋浅部の筋膜疲労が発生したのだと思います。治療は疼痛部位と左側の下腿筋間中隔に鍼治療行い、あとはSVOTと距骨のARCTを行いました。直後評価はテイクバックが行き過ぎなくなりちょうどいいスィングになりました。帰り際にぼそっと「実は最近テイクバックが行き過ぎないようにベルトしてたんですよねー」って。男の人って意外と後になって大事なことを言うんですよね わかってますけど。そうそう、最近の気づきで長下肢側の方が下腿筋間中隔が癒着していることが多いですね。

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