今更ですが・・・

よく患者さんに「治療と並行して家でできるストレッチってありますか」と聞かれます。が私「何です やりたいのでしたら改善してからにしてください」と敢えて冷たく言い放ちます。するとたいがい患者さんが苦笑いしてくれますね。。それが作戦なんですよ。なぜやらなくていいか❓もちろん理由があります。それは患者さんは痛いところをストレッチしようとするからです。ストレッチは痛いところではなく厳密には悪いとこをストレッチして欲しいのです。それと私のところに来てくださる患者さんの多くはファーストチョイスではなく・・・サードチョイスぐらいでしょうか なのでほとんどの患者さんの原因筋がアウターではなくインナーなのです。インナーが短縮すると別の場所に関連痛や放散痛を起こしますので、痛いところが肩甲骨の内側だからと言って一生懸命に上肢を身体の前で内転しても意味がありません むしろ悪化するかもしれません。なぜならば斜角筋群や小胸筋が退縮してしまうポーズだからです。「痛いところ肩甲骨の内側」「悪いところ斜角筋群や小胸筋」他にもあげたらキリがありません。特に神経痛を起こしている部位のストレッチは要注意ですね。そもそも中枢側からの神経の流れが阻害されている場合は末梢の筋肉をストレッチしようとして頑張ると拮抗筋が短縮し過ぎてしまうというどっち付かずの状態になります。
ストレッチはインナーが改善してきてアウターになってきたらが安全だと思います。

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