肋椎関節の後方変位に対する新しい発見

先程、ふと思い浮かびました。その患者さんは元々は内股O脚による右胸椎後方変位による頭部前方変位でした。下半身はかなり改善したのですが、デスクワークをするとどうしても頭部の前方変位が出現してしまいます。もちろん生活習慣的な要素なので治療でできる範囲は限られてきますが・・・このまま患者さんのせいにして諦めるのも悔しい。ふと思いついた昔やっていた肋椎関節後方変位のモビリゼーションを思い出しました。そのイメージをパクらせてもらいました。やり方は後方変位している側を上にして横向きになります。術者は後方変位している椎骨に母指を軽く触れ、斜め45度前上方に関節方向をイメージしながらセットします。患者さんには肩関節を内旋位にしてもらい私が斜め45度に動くようにイメージしながら母指をセットしている最中に肩関節を内旋位のまま内転してもらいます。2.3階その動きをおこなっている最中に動きがスムージになりかつ可動域が広がるのがわかります。左右どちらの肋椎関節が後方変位しているかの評価は今のところうつ伏せからの椎骨の触診と、肩関節の外旋外転の自動運動による可動域制限で判断しました。直後効果はかなりいいと思います。
ABT (関節呼吸矯正法)(Adjust the alignment of arthropathy by breathing)の新法かもしれません。

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