足底筋膜炎という便利な

足の裏が痛い=足底筋膜炎と思っているケースが多々ありますよね。本日いらっしゃった患者さんもその1人。医療機関にて右側の踵が痛いので診てもらったところ「はい、足底筋膜炎です」と。左右の踵のレントゲンを撮って逆側の左側の踵骨に骨棘があると言われましたが痛みなし。逆に骨棘のない右側が痛いので「はい。足底筋膜炎です」と。土踏まず形成する装具を購入されたそうです。そもそもなぜ右側だけが痛いのか、そもそもなぜ左側の踵骨にだけ骨棘があるのか がとても大事で重要なことだと私は思います。そのことがわからないままでは治療ができません・・・。私なりの見立てと結論ですが、右側の距骨の前方変位がありました。(幼少期にひどい捻挫をしました)そのために右側長下肢になり極端な左加重になったのではないでしょうか。(左側踵骨骨棘)普段は立位でいることが多く、生理的左加重があるということは右側股関節軽度屈曲位、距腿関節の軽度底屈位になり大腿四頭筋と下腿三頭筋、軽度足趾の屈曲もあり後脛骨筋も短縮していました。その筋・筋膜に鍼治療と筋膜矯正を行い、直後にジャンプをしてもらい患部の疼痛が消失していることを確認後、距骨のARCTを行い、きちんと右加重できていることも確認して終了しました。自宅でできることはふくらはぎのマッサージ、くせになっている立位の時の足趾屈曲をやりないようにしてみる。ちなみに足底部は一切触りませんでした。次回が楽しみですね。

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