今日いらっしゃった新患さん。 主訴は右足首の緩さと足裏の違和感です。
色々問診をして、絞り込んでいきました。先ずは腰・臀部の鍼を打とうと思ったのです。それまで患者さんは一切、腰・臀部のことを言いませんでしたが、数本鍼を打っていくと「そこそこ、昔から悪いんですよね そこもいつも自分で押してます」とボソッと言いました。
めちゃくちゃ大事なことほど、症状年齢が長い人ほど、その大事な部分を無意識に隠すんですよね。それを先回りすることが我々の役目です。今回はうまく機能しましたが、こんなふうに毎回うまくいくとは限りません。複数回治療していく途中でやっと気づけたり、最後まで気づかずにいて結果を出せなかったことも・・・。常にこの洞察力を磨いておきたいものです。