5年ぶりに来院された患者さん。去年の冬より腰痛〜坐骨神経痛が発症して整形外科にて「腰椎すべり症」と診断されたそうです。
患者さん「先生、坐骨神経があって整形外科に行ったらすべり症と言われたんですが、治りますか❓」
私「おそらく腰の筋肉の疲労を改善すれば坐骨神経痛は改善しますよ でもすべり症自体は治りませんよ」
患者さん「すべり症は治らないんですか❓」
私「はい、坐骨神経痛を改善したいですよね レントゲンで得た診断名は痛みの組織を示しているわけではないので すべっていること自体が痛みの原因ではないと思いますよ」
「先ずは痛みを改善するのであれば鍼の治療して、すべりに対しての治療を行うのであればなぜすべったのか、今後すべらないためにどうするかをやっていきましょうね」
そんな会話をしました。 この診断名が痛みの組織を示していないこと意外と多い気がします。もちろんレントゲン等の検査はとても大事ではありますが、そのことだけに縛られないようにしたいと思っています。