成長期の脛骨下端骨折のギプス

70歳代の男性で主訴は腰痛・左下肢痛で病名は脊柱管狭窄症です。なぜ左側だけに症状が出現するのか❓そこにこだわって進めました。いつものように下肢のMAXISを行うと右側+となりましので「かなり昔ですけど右側の足首周りの怪我をしてますね 捻挫はしてないようにみえますが・・・」と伝えると「昔、脛骨下端骨折をして脛骨が短いみたいなんです」なるほど。普通は長下肢になることが多いのになぜ短下肢なのか❓知りたいのでお聞きするとズボンの寸法を測る時に言われるそうです。なんで短下肢になるんだろうと思い患者さんにそのことを伝えると「16歳の時に骨折をしてギプスをはめる時にお医者さんに成長期だからあまりはめたくないと言われたんですよ」なるほどそれで短下肢になったんですね。成長期の下肢のギプスは構造的脚長差を発症してしまうのですね 勉強になりました。治療は念入りに鍼治療を行い、一切の骨盤矯正はせず、短下肢側にインソールを入れるようにお勧めしました。次回楽しみです。

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