脚長差検査をする上の注意事項

脚長差を知るための方法はいくつかありますが、その一つにスリッパ検査があります。本日来院された新患さんに行ったところ下肢のMAXISには反応するものの、スリッパ検査にはイマイチ左右差を導き出すことができなかったのです。この理由を知りたくて色々考えいて、そもそもその患者さんの膝関節は関節拘縮を起こしていて軽度の屈曲変位を伴っていたのです。それなので立位でスリッパを履いてもらっても膝関節の完全伸展ができないためイマイチ左右差を導き出せなかったことに気がつきました。下肢のMAXISは仰向けで行うのでその長軸振動の左右差には差が発生しないのです。今回の発見は地味ですが、自分的には嬉しい気づきです。今後は膝関節の屈曲変位がある場合はスリッパ検査は行わない方がいいですね。別の方法で導き出せば問題ないと思っています。

1件のコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です