雨の日、片足だけの ♯1

その患者さんはかなり昔に右足首のひどい捻挫をしました。そのために距骨の前外方変位がありましたので複数回ARCTを行いつつ、主訴は右側の腰痛でしたので患部には鍼を行っていました。その方が「最近、雨の日に歩くと右足側だけひどく濡れるんですよね ジーンズなんかふくらはぎのところびしょびしょですよ これってなんですかね」私はピンときました これは長下肢側に起きる現象ではないかと。長下肢側は立位時、歩行時に膝関節の完全伸展が厳しいです。それなので膝関節のミスアライメントが発生しやすいので膝関節痛に悩まされることもあります。その長下肢側は膝関節軽度屈曲位状態ですので、歩行時に後方に蹴りやすいので雨の跳ね返しがあるのではないと思いました。改めて距骨のARCTを行うとなんとなく隣同士の関節固着を感じ動きも僅かでした。スリッパ検査でも5ミリぐらいの脚長差はありそうです。なので今回は短下肢側にインソールを勧めました。これで右腰痛が軽減するのか、雨の跳ね上がりに変化はあるのか 楽しみです。

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