橈骨手根関節の関節矯正手技について

関節矯正の研究を始めた頃に行っていたやり方で、術者が患者さんの手部を把持しながら橈骨手根関節を8の字回しながら前方、後方、橈側もしくは尺側に変位している手根骨を矯正するやり方です。とても良いのですが、なんとなくやらなくなっていました。最近は手首(橈骨手根関節、手根中央関節)の変位に対してはMAXISやARCTでも十分満足していたからです。しかし、どうしても手根骨の変位が改善しない例が出てきたのです。特に多いのが有頭骨の背側変位で当然背屈制限があるため前腕の伸筋群の疲労もあります。その改善しづらい症例に対して以前行っていた8の字矯正法を行ったところとても良かったのです。私自身も以前より骨をきちんとモニターできている感じがあるのでとても楽しいですね。しばらくまた続けてみたいと思います。

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