諦めと無口の患者さん

今までも何度となく経験したことがあるのですが今回はそのタイプの患者さんでした。問診票に最も辛いところは❓に対してシンプルに「肩」と書いてありました。 いいですね ワクワクします このようなシンプルな書き方。いろんな意味があるのですから。少しお話を伺うと、肩がしびれてというだけで話が流れていきません。こちらの質問に対してもなんというか・・・会話のキャッチボールが成立しづらさを感じるのです。まず疑った疾患があったので軽く触診してから伺うとそれは違うみたいです。だとしたらあとはあれしかないと思い、いつものルーティーンで下肢のMAXIS検査からの展開から開始するとあまりにもわかりやすい数々の関節の変位があり、進めていくとその患者さんが急に涙ぐみだしました。「やっとわかってもらえました ずっとずっとわかってもらえなくて・・・今まで・・・もう歳だし・・・いいかって 最近歩くのも嫌 旅行も断ってました 全て面倒だったんです」と切実な思いを語ってくれました。私のできること、その使命感を強く感じました。やはり身体の中心の軸性がズレるとそう思うのです。大丈夫 必ず良い方向に行きますから。

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