消炎鎮痛剤の使い方について

月に一回メンテナンスで通院されている患者さんです。
先週テニスのやりすぎで腰痛が激しくなり、急遽治療を行いました。
「先生、来週大事なテニスの試合があるんですよ だから腰痛が心配で・・・」
「大丈夫ですよ かなり疲労してますけどいけると思いますよ」と言って先週治療しました。
今朝、電話があり「先生、試合はなんとか出れたんですけど痛みがひどくて大変なんです」と言うことでした。なんとか時間を作って本日治療しました。
改めてお聞きすると「前回治療したあと思ったより改善しなかったですよね でもどうしても試合に出たくて痛み止めを飲んで出場しました なんと優勝できたんですよ‼️ でも痛み止めが切れると余計に痛いのでまた飲んで・・・」翌日全く動けなくなっちゃいました。
この件は私の反省するべきところは治療技術、見立ての甘さはもちろんですが痛み止めの使い方の難しさを感じました。使ったことで治ったわけではないですが痛みが消えたのでいつも通り動いてしまった。結果悪化してしまった。
でも私は言いました。「○○さん、そりゃ腰痛くて辛いですけど優勝したけど激しいぎっくり腰になるのと、優勝できなくて腰痛がないのどっちがいいですか❓」と「もちろん優勝です‼️」「ならいいじゃないですか この腰痛は不治の病じゃないんですから 治療して安静にしていれば治ります」そんなやりとりをしてアイシングをして終了となりました。
今回も色々勉強になりましたね。

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