仰向けでバンザイをして寝る意味の考察 ♯2

2年ぶりに来院された患者さん。今回の主訴は左側の耳のかゆみ、顎の違和感(この二つは以前通院されている時の続き)、そして今回は先日しりもちをついたので骨盤の歪みを気にして来院されました。早速、仙腸関節のカテゴリー分け最中にその方が「わたし仰向けで寝る時にバンザイして寝ちゃうんですよ しかも左側だけかもしれませんけど」とおっしゃったのです。おっこれは仙腸関節の変位によるものなのか肩甲挙筋の疼痛性回避によるポーズなのかに意識を集中しました。先ずは、肩甲挙筋、後斜角筋に鍼治療を行い、その後に仰向けでバンザイをしていただくと、そんなにバンザイが気持ち良くない やらなくてもいいかもに変わりましたのでとりあえずは仙腸関節は関係ないかもしれません。その後、評価の結果右側腸骨のアウトフレアと左右の外転が疑われましたのでSVOTを行いました。直後、仰向けがもっと寝やすくなったのと立位の時に肛門締め付ける感じ、大腿部内側の自然緊張を感じてくれましたので終了としました。直後歩き方が股関節内転位、腸骨も内転位になりました。やはりこの仰向けで寝たときのバンザイ論点は奥が深そうですね。

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