膝関節周辺疾患での階段降時の不安感の正体

この症状を訴えている患者さん少なくないと思います。「階段を登る時はいいんですけど降りるのが・・・」お話を詳しく聞くと痛みよりも怖さが先にある場合が多いですね。なぜ怖いのか❓昭和の時代は「それは太もも(大腿四頭筋)の筋力が低下しているために上半身を支えられないからですよ 筋力をつけましょうね」と真剣にアドバイスしていたものです。臨床の世界も日進月歩です。現在は筋力訓練は一切やらず、それよりも膝関節の屈曲変位を改善することに集中しています。屈曲変位がなぜ起こるかはここでは控えますが、屈曲変位を起こすと上半身が前屈みになります。その体勢で階段を降りようとすれば余計に前に行ってしまう感覚になり怖いと感じるのはよく理解できます。膝関節屈曲変位→上半身の前傾姿勢→前方加重が増すことによって怖くなる。関節の変位が改善してくれば選ばれる筋肉も変わるので自ずとバランスが良くなってくるのではないかと思っています。

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