先日、急性の顔面神経麻痺の患者さんが来院されました。元々はうちの患者さんで数年前まで通院されてました。顔面神経麻痺ですが今までわずか5例ほどしか治療した経験がありません。38年で5例・・・多いのか少ないのかですね。経験値としては少ないですね。
その5例の経験から共通して言えることは皆さん身体が疲れていること、風邪を引いた後に発症しやすいこと、首肩こりがあることが挙げられます。
今回もその全てが当てはまっていました。まずは首肩こりですが、大事なのは斜角筋と茎乳突孔部の深鍼です。顔面部の鍼はかなりソフトにしています。自宅ではマッサージをやってもらうように指示しています。基本的に優しく撫でるように。顔面部の筋・筋膜は硬くなっていません。あくまでの神経麻痺疾患ですので優しく治療ですね。なんとか改善できたらと思っています。