お琴を弾く姿勢

左側腰痛で通院している患者さんです。患ってからかなり年数が経過している質感で毎回しっかり深部を治療しています。以前は距骨の変位による二次的な変位もありましたが今はそのあたりも改善しています。がしかしか左側腰痛はまだ残存しているのです。残りは生活習慣かなと思い、ご自宅の座る位置をお聞きしましたがちょっと関係ない感じです。そしたら患者さんが「実はお琴を習っていて自宅でも練習することが多々あるのですがこれって関係ありますか」と仰ったのです。瞬時にこれはおもしろいと思いましたので格好を再現してもらいました。
すると治療後なのにも関わらずもう左腰が痛いと・・・。お琴の弾き方って独特ですよね お琴に対して左方向に対して斜めに座るのです。どちらかというと右から左に対して上半身を回旋する感じです。その動きがうまくできないから腰部の筋肉でその動きを代償しているのかなと思い、胸椎の右回旋変位を疑い、ABT-2を行いました。すると直後から腰痛が消失。骨盤の変位は改善しているので胸椎の変位にフォーカスしました。自宅でも呼吸を利用しての回旋運動をやってもらうようにするつもりです。次が楽しみです。

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