脊柱管狭窄症の成り立ちについての持論

この疾患名で間欠性跛行を併発している患者さんは多くいらっしゃいます。ではなぜ脊柱管狭窄症になったのでしょうか❓ 年齢的な要素は置いといて、その人個人の疾患の成り立ち、原因を探すことが大事なんです。典型的な症状として腰椎の後屈痛と歩行距離延長による脊柱管圧増加による臀部・下肢痛です。ではなぜ腰椎後屈痛が発生するのでしょうか。左右差は別として、1つ目はやはり股関節の外旋変位、もしくは内旋変位だと思います。どちらに行き過ぎても腸腰筋の異常短縮位(腰椎の前弯を維持した形で)により上半身が前方方向へ屈折変位を起こして来ます。その屈折変位を自己修正しようとして、いわゆる良い姿勢をとる形が腰椎の過前弯を誘発させるのだと思います。 その結果脊柱管が圧縮します。2つ目は続きになりますが腰椎の過前弯になるという事は2次的な下部胸椎の後弯が出現します。(いわゆる猫背です) 当然、前方頭位も出現するでしょう。治療の目標は左右差の論点は置いといて、先ずは前方加重を後方加重に変えることです。今回は以上です。

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