なかなか改善しにくい胸郭出口付近の筋・筋膜の緊張が強い&手首の骨折後の強度な関節拘縮を伴う示指の違和感をもっている患者さんです。
当然、斜角筋、小胸筋、上腕の筋間中隔、前腕伸筋群のNSPを行なってきました。改善しにくいのであの手この手で体位を変えて筋膜ラインの選択に苦慮していました。以前よりは良いのですが・・・スッキリ改善しないのです。当然、手首の強度な関節拘縮がありますので上肢の筋・筋膜疲労は仕方ありませんが・・・。それでももっと改善して好きなテニスを楽しんでもらいたいのです。いつものように仰向けで斜角筋、小胸筋、上腕の筋間中隔まできた時にふと思ったんです 前腕を軽度屈曲位にしてみたら筋膜ラインが変わるかなって。みごとに出てきたのです。腕橈骨筋と長橈側手根伸筋の間です。鍼を打ってみて、とても古い質感を感じました「あっ、それかなり効いてます 例の人差し指に来てますね」と言ってくれました。あのライン・・・覚えておこうと思います。今までわかってるつもりだったんです。反省ですね。