印象に残った新患さん♯2

前回の投稿印象に残った新患さんの続きです。本日2回目の治療です。毎回そうなんですけど、2回目ってとても緊張しますよね。初診時に喜んで帰ってもらったにもかかわらず日にちが経つと病状は変化するわけで・・・。午後一番にいらっしゃいました。いらした瞬間なんとなく嫌な雰囲気感じたのです。その雰囲気が気まずいので私から「この前の治療後はいかがでしたか❓」と聞きました。しかも焦ってたのでベットに入る前です。そしたら「寝て起きる時に腰が重くて・・・」って言うのです。その瞬間に私は、来た来たと思ったです。私は前回この患者さんが痛みが主体ではなく歪みが気になると言ってたのをしっかり覚えてます。それなのに今日は開口一番痛みに関して言いました。これはきっと身体に大きな変化がきていると思い、うつ伏せの姿を見ると前回と違って下肢の左右の位置がベットの端までの距離の左右差がありませんでした。これは歪みが改善している指標です。腰部の初診をすると確かに前回よりも筋肉の緊張が左右均等に広がっていました。患者さんはかなり痛くて不安だと訴えています が私は淡々と左右の腰部に鍼を打ちました。「◯◯さん、前回よりも左足の歪み改善してますよ どうでしたか❓歩く時の左足が余って足裏を擦ってしまう現象はまだありましたか❓」「あぁ、それはなかったですよ でも腰が痛いんですよ」「とりあえず歪みは前回よりいいじゃないですか 確かに今日は前回より腰の筋肉が硬いから鍼してます 終わったら今日は仰向けでも少し鍼しましょうね」と言って小転子に鍼を打ちました。歪み検査として下肢のMAXISやりましたが、何と左右差無しです。なので「下肢の歪み改善してますよ」「先生、私も覚えてるわよ 確かに歩きやすくなった」「じゃ今日は足の矯正はしません 鍼が終わったらまた違うことしますからちょっと歩いてみてくださいね」と言いました。早速歩いてもらうと確かに歩く速度がイマイチなのと若干左下肢が長く見えます。こんな時は腸脛靭帯の筋膜矯正の出番です。2回しっかり行なったら歩行も速くなり、長さ違いの左右差も消えました。患者さんも喜んでくれましたが「◯◯さん、今日また楽になると思いますけど、まだ腰の痛みは残りますよ だから焦らないこと それから次回どうだったかまた報告してくださいね」で終わりました。
今回の反省点は、やはり関節矯正とくにARCTの効果に頼りすぎて、治療の大原則である、まず筋・筋膜系の治療してから関節の治療へ ということを忘れていたことです。忘れるとこのような関節の位置は揃うけど筋・筋膜系の症状が目立ってきたり残ったりするんです。 でもその考えばかりに固縮するのもね・・・また次回も報告したいと思います。

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