原因のお話をする場合の

患者さんの辛さの原因を探るとき、もしかしてそれってストレスが原因かもって思う時があります。臨床において特に私が気をつけていること、それは自分がお役に立てることしか指摘をしないということです。自分の持っている技術や知識でお役に立てることはしっかり説明をしますし原因も追及します。でもお役に立てそうもない場合はその件に関しては触れません。失礼ですから。最初に書いたことの続きです。問診をしていてストレスが原因かもって思える時があるのです その時は特に言葉を選びます。メンタルが疲れている時ってちょっとした言葉遣いや喋り方、トーンなど気になりますもんね。今日そんな患者さんがいらっしゃいました。教育関係のお仕事をしている方で、年に5.6回来院されます。「先生、最近珍しく朝起きると後頭部の頭痛があるんです」触れてみた瞬間に、いつもの首の形と違う、何か違う質感・・・と思いました。すかさず「◯◯さん、これって今回はいつもの首の感じと違いますね おそらく・・・頭の疲れ とか ストレスみたいな感じかもしれませんよ」と言いました。これを言った後のその患者さんの反応で確信しました。「えっそうなんですか❓ 私は最近水中ウォーキングを始めたからかなって思ったんです」私はあえて話を流しました。無事に治療も終わりお会計のときに、「めちゃくちゃ頭が軽くなりました もしかして・・・色々考えてみます」「そうですね 帰りにお茶でもしてってくださいよ」「ですね〜」と言ってお帰りになりました。人それぞれ触れてほしくない領域はあります。でも言うことは言わせていただきますよ。

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