特に斜角筋と腸腰筋、腸脛靭帯

この3筋・筋膜の硬化や癒着はいかにも関節がミスアライメントを起こしているように思わせます。ここ最近そんな経験をしています。
尻もちをついて仙骨骨折の後遺症での腸腰筋の短縮がありました。程々に鍼を打ちながらSVOTを主体に行っていましたが効果がイマイチだったのです。思い切ってやり方をシフトしてSVOTをやめてじっくり腸腰筋の鍼に集中したところ疼痛が改善しているのと同時に仙骨に対する腸骨の変位が変わっているように見えるのです。あえてSVOTの評価していません。あと2回くらいこの鍼の集中治療を行って結果次第で評価して何が残るのか楽しみにしたいと思っています。
それから頚椎捻挫の後遺症もいかにも頚椎の変位なのですが、しっかり斜角筋の硬化・癒着を筋膜矯正と鍼(頚椎のO-Point)で行ったところ随分と変位が変わったように見えるのです。これもあえて評価はしていません。
それから足首捻挫をした側が長下肢になり床からの力のあぶり出しのため腸脛靭帯がとても硬化しているのですが、ご本人は腰痛を感じるだけ。実際うつ伏せの時は患側が前方に引き込まれている感じに見えるのです。これはまさしく腸脛靭帯の硬化が原因と思われます。
いつも思うことですが、つくづく臨床においては偏った考えにならないことがとても大事だなと思っています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です