臨床においての偏らない心

ここ数ヶ月通院されている患者さん。主訴の右側膝関節痛はかなり改善したのですが、本日いらっしゃった時に「お客様のシャンプーをする時に背中が痛いんです 背中を伸ばしても曲げてもスッキリしなくて」という訴えでした。今まででしたらその患者さんの骨格的に(内股O脚気味の胸部後弯、前方頭位)胸椎の後弯をABTを使って治療していたと思いますが、そうではなくてそれは大腿部前面の筋・筋膜疲労だと直感でわかりました。とりあえずそのシャンプーを行う格好をしていただきその時の背中の違和感を覚えといてもらいました。大腿前面に258と205の鍼治療を行い、直後にそのシャンプー格好をしていただくとすんなり背中も伸び本人もご機嫌になりました。「先生、そういえば最近仕事が終わってバイクに乗る時に足が持ち上がらないからこうやって前から持ち上げてたんですよ そっか太ももが疲れてたからだったんですね」
やはり我々治療家は筋肉、筋膜、靭帯、関節包に対して平等に疑うべきですよね。偏りは危険ですよね。今年の目標です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です