ここ3ヶ月ぐらい前から通院していらっしゃる患者さんのお話。主訴は左側の腰痛・下腿部・足底部のしびれ。原因としては歪みでは無く、最近のコロナ禍で座ってテレビを見ている時間が大幅に増加したため腰部から下肢にかけての症状が出現しました。特に歪みでは無く生活の習慣からきているものなのでそのテレビを見ている格好・姿勢に注目しながら、やはりわかってきたことは畳の上で左側だけあぐらをかくような形で座っていることが殆どらしく、これは大腰筋の短縮を改善すれば大丈夫だろうと思い一生懸命に鍼治療を行ってきました。本日来院した時に自他ともに腰部の状態はかなり良いのになぜか足底部のしびれはスッキリしない・・・・と。うーんもう一度あのテレビの見る格好を再現してもらいましたが、私はその時の股関節の外旋しか見てませんでしたが、足首（距腿関節底屈・距骨下関節内反）の動きを全く見ていなかったのです。そうだ、これは足首の角度が原因で足根菅が圧縮されて足底部にしびれが出ているのかもしれないと思い、今日は後脛骨筋の治療を行いました。次回は3週間後ですが結果が気になります。木ばかり見ても森ばかり眺めていてもだめですよね。